2022年01月10日
各登山コースのご紹介
「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称される筑波山ですが、日本百名山の中でも、標高が低く、比較的気軽に登山が楽しめる山としても有名です。
もちろん山道ですので、動きやすい服装や歩きやすい靴、多めの水など最低限の準備は必要ですが、本格的な登山家から家族連れまで、幅広く楽しめる登山道・ハイキングコースをご紹介します。
ケーブルカー、ロープウェイも利用して、無理のない楽しい登山をお楽しみください。
御幸ヶ原コース(みゆきがはらコース)
男体山側 距離:約2.0km 標高差:約610m
所要時間 登り90分/下り70分 筑波山神社から男体山頂を目指すルート。ほぼケーブルカー沿いに登り、上りと下りの2台のケーブルカーがすれ違う様子や男女川(みなのがわ)最上流の地点など貴重なシーンに遭遇することができます。標高差があり比較的険しいコースです。
迎場コース(むかえばコース)
女体山側 距離:約1.6km 標高差:約190m
所要時間 登り40分/下り35分 つつじヶ丘から酒迎場分岐を結ぶルート。酒迎場分岐から白雲橋コースへ合流し女体山頂へ向かうことも、つつじヶ丘から筑波山神社へと下ることもできます。岩場が少なく比較的楽なコースです。
白雲橋コース(しらくもばしコース)
女体山側 距離:約2.8km 標高差:約610m 所要時間 登り110分/下り95分
筑波山神社から酒迎場分岐、そして弁慶茶屋跡を経て女体山頂へと向かうルート。弁慶茶屋跡まで筑波山の豊かな自然を楽しんだあとは、「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」「高天原(たかまがはら)」「胎内くぐり(たいないくぐり)」などの巨岩、奇岩に驚かされます。筑波山の魅力を一気に満喫できるコースです。
おたつ石コース(おたついしコース)
女体山側 距離:約1.0km 標高差:約200m 所要時間 登り40分/下り35分
つつじヶ丘から弁慶茶屋跡を結ぶ比較的短いルート。そこから白雲橋コースへ切り替え、女体山頂を目指すことができます。片道にロープウェイを利用するならこのコースの利用がベストです。
自然研究路(しぜんけんきゅうろ)
男体山側 距離:約1.5km 標高差:約70m 所要時間 60分
男体山頂付近をグルリと周遊するルート。国定公園特定保護地区にも指定されているブナ林をはじめ、筑波山の自然観察に最適なコースです。コース上の展望台からは関東平野を一望でき、スカイツリーや富士山を見渡せることもあります。
山頂連絡路(さんちょうれんらくろ)
男体山頂〜御幸ヶ原〜女体山頂 距離:御幸ヶ原〜男体山頂 約300m、御幸ヶ原〜女体山頂 約550m
所要時間 御幸ヶ原から両山頂まで、それぞれ約15分
標高871mの男体山頂と標高877mの女体山頂。そのふたつの山頂を結ぶのが山頂連絡路。それぞれ約15分の道中、ツツジやカタクリの群生地なども楽しめます。